ハーブ図鑑 No.012 リュウガン

ハーブ図鑑:リュウガン

ハーブ図鑑:リュウガン

<成分名称>
リュウガン種子
<主要成分>
コラゲナーゼ(コラーゲン分解酵素)・ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)など
<作用>
肌の老化防止作用・活性抑制作用・鎮静作用・疲労回復・不眠・貧血・胃腸・滋養強壮など
<使用目的>

<花言葉>

リュウガン

Dimocarpus longan L

別名

Longan

和名

リュウガン(竜眼・龍眼)

科名

ムクロジ科

学名

Dimocarpus longan L

自生地

熱帯アメリカや東南アジア・東南アジアから中国

<ハーブの成分について>
リュウガンは、ムクロジ科リュウガン属の植物で、常緑高木またはその果実のことを指します。
常緑高木のリュウガンは、高さ15メートル太さ1メートルにもなる巨木ともいわれ、春末から初夏にかけては芳香性の高い白花を1本に100余つけるといわれています。また7月には、直径2~3cmほどの丸く茶褐色の果実をブドウの房のように一度に多く実らせます。果肉は、ライチやぶどうのように白く果汁の多いゼリー状で中央に大きな種子があります。味は、ライチとよく似た独特な甘い味がするといわれています。リュウガンの果実は、生食・生果だけでなく様々な加工品として利用されています。中でも乾果が多く、中華料理では乾燥させたものを佛跳牆などのスープに使用されています。
また、缶詰・ジュース・アイスクリームの材料としても利用されています。
漢方では、この果肉を乾燥したものを利用し、竜眼肉・桂円肉と呼ばれています。心と体を補い滋養強壮の効果が有るとされ、疲労・不眠・貧血・胃腸に効くといわれています。

*注意*
「ハーブ図鑑」でご紹介するハーブの効果は、商品の効果・効能を表すものではありません。

<豆知識>
リュウガンは中国名で龍眼とわれています。果肉の中央に大きな種子があることからこの種を龍の目に例えて龍眼の名が付けられたといわれています。
またリュウガンは、中国の伝説『興化の龍眼』からきているともいわれています。
中国の伝説によれば、昔むかしのこと、興化湾(現在の江蘇省揚州地方)に悪龍が住んでいました。悪龍は8月になるたび上陸し、沿岸を廃墟にして去って行きました。人々は復旧作業に取り組みましたが、再び1年後に悪龍が上陸し、人々は山奥に避難しなければならなくなりました。鍛冶屋の桂元は、悪龍が8月の潮に乗じてやってくることに気付き村人を先導し、数度目の8月に悪竜退治を計画しました。桂元の計画は、若者達を集め、浜に落とし穴を掘って龍を退治するという計画でした。悪龍が浜に上陸すると若者達は、槍や太刀を投げて悪龍を落とし穴に追い込もうとしましたが、鱗がかたくて傷つけることさえ出来ず、それどころか悪龍は襲いかかってきました。桂元は負傷しながらも槍で悪龍の右眼を突き刺し、眼を引き抜きました。そして、海に逃げ込もうとした悪龍の背中にまたがり悪龍の左眼に短刀を突き刺し、落とし穴に悪竜を落とすことに成功しました。しかし両眼を失った悪龍は、桂元を乗せたまま落とし穴に落ちていきました。若者達は桂元を抱え出しましたが、桂元は龍の眼を握りしめたまま既に死んでいました。人々は、桂元の死を悼み彼の墓の両脇にえぐり取った龍の眼を埋めました。すると、その場所から2本の木が生え龍の眼に似た実をならせたので、この実を龍眼と呼ぶようになりました。
リュウガンは別名、桂元・桂円ともいい、乾果は『桂元乾(グェユンカン)』といわれています。また果実は、たわわに実るため台湾ではお盆のときに『仏壇に飾る縁起物』として利用されています。これは、リュウガンの果皮がとても固く長期間おいても腐敗や落果することがないという特徴からきているとされている。